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贅沢な船旅

eyecatch

今年は梅雨入りするのが遅れているようですが、我々バイクに乗るこちら側の人間にとっては好都合以外のなにものでもありませんのでツーリン・・・じゃなかった、パトロール出動です。

梅雨明けしたら夏本番、目的地は標高が高くて涼しい場所メインになりますので、今のうちに沿岸部を見回っておかなければなりません。

というわけで、今回は南に針路をとりました。

昔、福岡市の中央区と城南区の境にある別府橋という場所に

「恋人よ、南に進路をとれ」

という看板がありまして、早い話がカップルは南に進路をとるとラブ●に到着するよっていう看板なのですがそんなことはどうでもいい。

自宅を出発して有明海を右手に見ながらリーバイスの定番ジーンズみたいな名前の国道501号を南下します。

熊本市をかすめて宇土から57号線へ。
海沿いの一本道でペースの遅い車両が居ると少々退屈してしまう道です。

前方になにやら古いオープンカーっぽいクルマが見えます・・・
「フェアレディかなぁ」と思いながら走りますが、前には大型の路線バスが走っており見えません。

こういう時に限ってバス停に客が居ないので停まらず走り続けるわけです(あるある

まもなく三角(みすみ)に着こうかという頃にバスは客を乗せるため停車し、私はそのオープンカーの後ろに着きました。やっぱりフェアレディでした。

「三角西港にはいれーはいれー」

と念じながら走っておりましたら、フェアレディの右ウインカーがフワッと点いて三角西港へ入りましたので私も続いて入りますが、とりあえずまずトイレです(笑)

先に休憩されていたZ1氏とフェアレディ3台並べて記念撮影。
狙ったわけではありませんが右から左に向かって年式が新しくなっていっていますね、私のCBXは1979年で一番新しい(笑)です。

驚くべきはこのSR311はシングルナンバーで、オーナーさんは新車からのワンオーナー(!)。
55年前の東京在住時代に購入し、現在は九州にお住まいとのことで、この日は息子さんとドライブなさっておられました。こういう文化財を維持している方はもう自動車税免税で良いと思います。

さて、フェアレディとZ1のオーナーさんに挨拶して先に出発いたしました。

天草五橋を渡ります。
流れも滞ることなく順調です

五号橋を渡って上天草市に入り、266号方面へ左折して南部の道へ。

八代海を左手に見ながら↑このような道が続きます。
この道は海との境の塀(?)が低いので海がよく見えます。

海沿いの道は眺めが良いからと止まって写真を撮ると海が入らずイマイチな構図となりがちですが、この区間はご覧のようにタイヤより低いので海が見えます。

残念ながら曇りでしたので蒼い海は拝めませんでしたが、どこが海と空の境目なのかわからないという眺めもなかなか良いものです。

今回のルートはこの青いラインですが、本渡への橋まで1時間以上かかっておりますので、本渡を走られたい方は北側の324か有料道路を走るのがオススメです。(所要時間は半分以下になります)
また、島の中央を走る「天草オレンジライン」という道もありますので、そちらは後日パトロールしたいと思います。

本渡に渡ってから苓北方面へ。

モーターサイクルをお休みしていた時にハマっていたロードレーサー(自転車)で走った天草サイクルマラソンのコースを逆行する形で海沿いを走ります。

ランチにつきましてはお目当のお店がまさかの休み(不定休)でしたので、通りがかりの

「いそなみ食堂」へ

魚メニューもありましたが、こう書かれてはちゃんぽんを頼まないわけには参りません。
しかもこの物価高のご時世にあってグレイトな価格設定。

昔ながらの食堂という風情で、16:9の画角に対応していない古いテレビに映っているテレビ番組の両端は見切れているというのもまた味わい深い(別にテレビを一生懸命観るわけじゃないし)

しばらくして出てきたちゃんぽんはメニュー表記に偽りなし、シャッキシャキの野菜が載った美味しいちゃんぽんでした。昼時外していましたので客は私一人(後でネット検索したら結構な人気店らしい)
おばちゃんと一言二言話ししてからお店をあとにしました。

もう14時を回っておりましたので来た道を戻ります。

3回ほど自転車で走った「天草下島一周サイクルマラソン」の際に、看板だけ見たけど一体なんなのかわからなかったものの正体をついに確認する時がきました。
目指すは右奥にある赤い鳥居です。

満潮時は海に浸かりますので歩けませんが運良く潮が引いている時間帯でしたので、降りて歩いていきます。

ついに確認いたしました「おっぱい岩」
そういえば昔はこんな鳥居なかったなぁ・・・

なかなか見事というかリアルというか・・・是非ご覧ください。

「おっぱい岩を触るオッサン」という構図があまりにヤバすぎたので、触らず、近づき過ぎず引き返しました。

左手に雲仙を見ながら走りまして・・・

鬼池港に到着。
ここまで片道200km、来た道戻れば400kmなのでショートカットします。

ここから島鉄フェリーに乗って

島原半島に口之津港に向かいます。

30分強で口之津港に到着、島原半島の真ん中を縦断する形で北上します。

ところどころ綺麗に整備されており、ストレスなく走ることができます。

雲仙温泉から千々石(ちぢわ)方面へ少し降りたところにある通称「ドラゴンロード」。

この地点からの眺めが非常に良いですが、こういうヘアピンが連続する道は苦手なので眺めて写真だけ撮ってUターン(この道走ったことないです・笑)

仁田峠も今回はパスして国見方面へ下ります。

まんじゅうとかお菓子を買って帰ってもあまり喜んでくれない嫁様への土産に最適なものを販売している「みゆき蒲鉾」にて蒲鉾を購入。ツマミに最適。

多比良(たいら)港に到着。
左にチラっと写っているのはマツダ・ロードスターの30周年限定車。抽選で当たったそうな・・・

なんとこの日はフェリーに2度乗るという贅沢さ!

有明フェリー船内でホットコーヒーを買って乗船前に買っていたコンビニスイーツのおやつをいただき今日の日はさようなら。

長洲(ながす)港に接岸するというアナウンスで車両甲板に降りて見ると・・・

げげ!なんか漏れとる!!

と、冷たい汗が出かかりましたがなんのことはない隣のトラックからのクーラーの水でした(笑)
旧車に乗っていると気苦労が絶えません・・・

この日も島鉄フェリー、有明フェリーともに安全に運行されておりました。

最後に恒例の本日のアウトフィット(自撮り)コーナー

●MFJ-2411エアインテークトレールジャケット サイズ44
(ジャケットの下にはAlpinstars Tech5 Airエアバッグベスト着用)
●MFP-2128ハーフレザースクランブルパンツ(廃番)
●MFA-2370デザートグローブ
●MFA-2357モトトレックブーツ


さて、自宅からちゃんぽん食べた「いそなみ食堂」まで200km。
帰りはフェリー乗り継いだので走った距離は100kmという合計300kmのツーリン・・・じゃなかった、パトロールでした。

ちなみにフェリー代は鬼池〜口之津が1,610円、多比良〜長洲が1,320円で合計2,930円!!
(750cc以上料金)

なんと贅沢な船旅!!

しかしながら、フェリーを使うと休憩しながら進めますし「旅感」が増すのでオススメです、っていうか個人的に大好きなのでまた行きたいところですね〜

さて、そろそろ梅雨入りかなぁ・・・

以上、天草パトロールレポートでした。

eyecatch

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